ヨガの健康効果

たくさん筋肉を収縮する、鍛えて大きく強くする

早く長く走る、＝運動能力を高める

それも大事。

 

しかし「健康効果」としては、もっとうまくバランスをとるべきです。

 

運動量が大きいほど呼吸は早く浅くなりやすい。

早く走る、重いものを持ち上げるとき呼吸は浅くなります。

ほとんど無呼吸状態になる

すると副交感神経のレベルが低下し、交感神経優位になりやすい。

 

すると抹消血管の血液量が低下します。

止まってしまうわけではありませんが、栄養や酸素を運び、いらないものを

回収する役目の血液が、末端の細胞や神経に届かなくなったら

身体が機能しづらくなりますね。体温調節さえ難しくなる。

 

筋トレやジョギングが悪いlと言っているわけではないのです。

どこかでバランスを取らないと

自律神経系のアンバランスを引き起こし、

過剰になれば健康を害し、怪我をしやすくなったり

感染症にかかりやすくなったりも考えられます。

（交感神経が優位なストレス状態は免疫力を落とします）

 

西葛西ヨガスタジオ　パラダイスヨガで土曜日に開催している

『ベーシックヨガ』では、ヨガのポーズと呼吸で「神経」と「脳」に

アプローチしています。まさに中枢です。

神経とは体制神経（身体を動かしたり、それを感じる）、

そして自律神経（呼吸や血流、心拍数の調節の中枢）のことです。

 

いっぱい筋肉があるとしても、

その動きを司るのはどこ？中枢である神経系ですよね

そして血管や内臓は自律神経が大いに関わっています。

 

ヨガのゆったりと動き、そして深い呼吸をコントロールし、動きと

連動するのは

つまり、副交感神経を高めているということ。

そして時には胸椎や腰椎に伸展の動きが入り、

これは交感神経系への刺激になっています。

反対の自律神経の働きを誘発するように、リラックスと程よい緊張を

両方入れているということなのです。

 

自律神経は、自分で意識してもどうにもならない、のですが、

ヨガを習得することによって

ある程度は変化させることができ、両方を高めることが

できるのが、まさしく基本的なヨガ、です。

 

「ゆっくり動くから身体に負担なくできそう」

「疲れてるから、ヨガぐらいの動きがちょうどいい」

「初心者向けのヨガでいいや」

っていう

漠然としたイメージをお持ちの方もそれも間違っていません。

 

現代人に必要なのは、自律神経の働きを高めること、バランスを

とって、どちらかに大きく傾きすぎたり揺れすぎないようにすること。

ヨガのゆったりとした、ソフトな動きの優しい刺激。

まどろっこしいぐらいの準備をして入っていくヨガポーズこそ

絶大な効果をもたらすということを

ぜひ知っていただきたいと思います。